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This blog is Written by 佐倉透湖,Template by ねんまく,Photo by JOURNEY WITHIN,Powered by 忍者ブログ.
突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。 未完結品多し。 ネタバレ満載警報発令中~。
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 あれ、見るたびに似てると思うんですが。
 私だけですかね?




 青。
 青い空間。

 満月に照らし出された舞台の上で見事な舞を演じた凍夜は、極度の疲労に昏倒するのと同時に、心だけ、青で満たされた部屋へ招き入れられた。
 此処ではない何処かへ上り続けるエレベーター――ベルベットルーム。
 イゴールが延々と専門知識の説明を続ける中、向かいの椅子に腰掛けた凍夜はしきりに背後を気に掛けていた。



「ふむ、これで説明は以上ですが……ご理解頂けましたかな?」
「ううん、あんまり」
 至極素直な生返事を返しつつ、自分が座る椅子の背もたれを見下ろしている。

「もう一度ご説明致しましょうかな?」
「それもいいや。多分聞いただけじゃ分からないし。実際にそのナントカいうのを使ってみて、疑問に思ったところから聞いていくよ。それよりさぁ」
 話ながら横座りに向きを変えイゴールに背中を向けていた凍夜は、何処かしらそわそわした様子で肩越しにイゴールへと振り向いた。

「これ、弾いてもいいかな?」
 これ、と言いながらそっと撫でたのは、凍夜が座っている椅子の背もたれ。
「なんでかなぁ? もの凄く弾いてみたいんだけど、これ」
 落ち付かなげな様子で、更に背もたれの縦軸を撫でる凍夜。
 木目の感触に違和感を覚えながらも、その形状を見ると触らずに居られない。

「どうぞ、心行くまでお弾きになるが宜しいでしょう」
 イゴールの快諾に、凍夜は座り直して背もたれを抱え込むと、本格的に撫で始めた。



「我は汝、汝は我……でございますね、イゴール様」
「左様。現在は覚醒ペルソナ、オルフェウスを降魔されておりますからな」
 鼻歌交じりに背もたれを撫でる凍夜の耳に、二人の声は届いていない。



 来客用に用意されている一人掛けの椅子。
 木製で質素なデザインのそれは、背もたれ部分の形状がどことなく竪琴に似ている。

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