突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。
未完結品多し。
ネタバレ満載警報発令中~。
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P2の時、どうやって動かしたのか不思議で仕方なかったですが。
「これ、運転したいなぁ」
「ムチャ言うなよ」
戸口から操縦席を覗き込む凍夜に、疲れた声を上げる伊織。
死にそうな目に遭ったというのに、どうしてそんな余裕ぶっていられるのか、彼にはサッパリ分からない。
分からないから納得出来ずに苛立つのだが、伊織自身、微妙に認識が足りないらしい。
「僕、これでもシミュレーター系のゲーム得意だし、大体の操作分かるよ。車掌席側から、巖戸台方向に走らせられないかなぁ」
『凍夜。出発したはずの列車が発車駅に戻っていては、影時間が明けた際に矛盾が起こる』
(ツッコミ入れるの、そこなんだ……)
出来ればゲームじゃ無いだろうと窘めて貰いたかったのだが、一瞬でもあの先輩に期待した自分が愚かだったのだろうか。
ゆかりの嘆きは、他の誰にも届かない。
「ほら、先輩もああ言ってるしワガママ言わないの」
「ちぇ、残念だなぁ」
つまらなそうな声を上げ、頭の後ろで腕を組む。
何処まで本気なのか掴めない言動に、もう少し釘を刺そうとゆかりが口を開いた、その時。
『それ以前に、動力となっていたシャドウが消滅したのだから動かないだろうがな』
するりと割り込んできた美鶴の言葉に、ひやりと場の温度が下がったような錯覚を覚えた。
嫌な予感がする。何か、根本的な事を失念しているような……。
「それって……」
「ドア、開かないね」
「「……」」
ぼそりと呟き、運転席へ入っていく凍夜の背後に暗い沈黙が降りる。
「さて、指紋消しとかなきゃ」
「「…………」」
運転席で、ブレーキに付いた指紋を拭っているらしい物音を聞きながら、伊織とゆかりは互いに顔を見合わせた。
二人の視線が、ゆかりの通信機に吸い寄せられる。
『グッドラック』
「「見放された!!」」
二人の魂の叫びに、風一つ無い車内の釣り革がぶらりと揺れた。
「これ、運転したいなぁ」
「ムチャ言うなよ」
戸口から操縦席を覗き込む凍夜に、疲れた声を上げる伊織。
死にそうな目に遭ったというのに、どうしてそんな余裕ぶっていられるのか、彼にはサッパリ分からない。
分からないから納得出来ずに苛立つのだが、伊織自身、微妙に認識が足りないらしい。
「僕、これでもシミュレーター系のゲーム得意だし、大体の操作分かるよ。車掌席側から、巖戸台方向に走らせられないかなぁ」
『凍夜。出発したはずの列車が発車駅に戻っていては、影時間が明けた際に矛盾が起こる』
(ツッコミ入れるの、そこなんだ……)
出来ればゲームじゃ無いだろうと窘めて貰いたかったのだが、一瞬でもあの先輩に期待した自分が愚かだったのだろうか。
ゆかりの嘆きは、他の誰にも届かない。
「ほら、先輩もああ言ってるしワガママ言わないの」
「ちぇ、残念だなぁ」
つまらなそうな声を上げ、頭の後ろで腕を組む。
何処まで本気なのか掴めない言動に、もう少し釘を刺そうとゆかりが口を開いた、その時。
『それ以前に、動力となっていたシャドウが消滅したのだから動かないだろうがな』
するりと割り込んできた美鶴の言葉に、ひやりと場の温度が下がったような錯覚を覚えた。
嫌な予感がする。何か、根本的な事を失念しているような……。
「それって……」
「ドア、開かないね」
「「……」」
ぼそりと呟き、運転席へ入っていく凍夜の背後に暗い沈黙が降りる。
「さて、指紋消しとかなきゃ」
「「…………」」
運転席で、ブレーキに付いた指紋を拭っているらしい物音を聞きながら、伊織とゆかりは互いに顔を見合わせた。
二人の視線が、ゆかりの通信機に吸い寄せられる。
『グッドラック』
「「見放された!!」」
二人の魂の叫びに、風一つ無い車内の釣り革がぶらりと揺れた。
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かうんたー
凍夜君
ぺっと。
クリックすると喋りますよ?
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ブルー・クレセンティア様
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