突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。
未完結品多し。
ネタバレ満載警報発令中~。
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「アニース、ちょっといいですか?」
「はへ? なんですかぁ? 大佐」
一時解散となったところで早速店先へ駆けつけたアニスは、隣へやってきた大佐を見上げ不思議そうに小首を傾げた。
「いえ、貴方のことですから調理場をお探しなのではないかと思いまして」
「はぅあっ! ……何処まで勘付かれてるんですかぁ?」
やや声を落とした大佐の言葉に、警戒の色を滲ませながら囁き返す。
大佐は、いつもの如く胸の内が窺えない微笑みを浮かべながら先を続けた。
「勘付くとはまた、聞こえが悪いですねぇ。ですが、まあ大体のことは。ルークはガイが面倒見てくれるでしょうし、イオン様は私が傍に付いていましょう。場所についてはネフリーに相談なさい。私の名を出せば相談に乗ってくれるはずです」
何もかもお見通しらしい大佐の力添えという名の幸運に、アニスはツインテールがブンブン揺れる程に手放しで喜んだ。
「きゃわ~~☆ さっすが大佐、頼りになるぅ。もう愛しちゃいそう♪」
「ははははっ、謹んで辞退しますよ。さ、時間も惜しいですし。しっかり頑張りなさい」
「は~い。じゃあイオン様のこと、お願いしますねっ☆」
彼女は大佐を見上げにっこりと微笑むと、食材店で必要な材料を買い揃え女性二人の元へと駆けていった。
「相変わらず元気ですねぇ」
「そうですね、アニスはいつも元気です。羨ましいくらいにね」
アニスと入れ違いに大佐の隣にやってきたのは、導師イオン。
ティアとナタリアを無理矢理引きずって昇降機に乗り込むトクナガ、もといアニスの後ろ姿を見つめつつ、彼はほんの少し眩しげな色を滲ませそう呟いた。
「さて。貴方は私と一緒、ということですが。何かご要望はおありですか?」
「……いえ、特には」
微妙な間と表情の翳りに微かに目を細めたものの、大佐はそれ以上は追求せず何事も無かったように先を続けた。
「では、一緒にお茶でも飲みましょうか。お腹が膨れない程度に、ね」
「期待してても良いですよ、ジェイド。アニスはあまりお菓子系は作りませんが、あれは大得意なんです」
「それは楽しみですね」
部下の腕前を、彼にしては珍しく自慢げに話す様を見つめ、ジェイドも眼鏡のブリッジを押さえ淡く笑んだ。
「はへ? なんですかぁ? 大佐」
一時解散となったところで早速店先へ駆けつけたアニスは、隣へやってきた大佐を見上げ不思議そうに小首を傾げた。
「いえ、貴方のことですから調理場をお探しなのではないかと思いまして」
「はぅあっ! ……何処まで勘付かれてるんですかぁ?」
やや声を落とした大佐の言葉に、警戒の色を滲ませながら囁き返す。
大佐は、いつもの如く胸の内が窺えない微笑みを浮かべながら先を続けた。
「勘付くとはまた、聞こえが悪いですねぇ。ですが、まあ大体のことは。ルークはガイが面倒見てくれるでしょうし、イオン様は私が傍に付いていましょう。場所についてはネフリーに相談なさい。私の名を出せば相談に乗ってくれるはずです」
何もかもお見通しらしい大佐の力添えという名の幸運に、アニスはツインテールがブンブン揺れる程に手放しで喜んだ。
「きゃわ~~☆ さっすが大佐、頼りになるぅ。もう愛しちゃいそう♪」
「ははははっ、謹んで辞退しますよ。さ、時間も惜しいですし。しっかり頑張りなさい」
「は~い。じゃあイオン様のこと、お願いしますねっ☆」
彼女は大佐を見上げにっこりと微笑むと、食材店で必要な材料を買い揃え女性二人の元へと駆けていった。
「相変わらず元気ですねぇ」
「そうですね、アニスはいつも元気です。羨ましいくらいにね」
アニスと入れ違いに大佐の隣にやってきたのは、導師イオン。
ティアとナタリアを無理矢理引きずって昇降機に乗り込むトクナガ、もといアニスの後ろ姿を見つめつつ、彼はほんの少し眩しげな色を滲ませそう呟いた。
「さて。貴方は私と一緒、ということですが。何かご要望はおありですか?」
「……いえ、特には」
微妙な間と表情の翳りに微かに目を細めたものの、大佐はそれ以上は追求せず何事も無かったように先を続けた。
「では、一緒にお茶でも飲みましょうか。お腹が膨れない程度に、ね」
「期待してても良いですよ、ジェイド。アニスはあまりお菓子系は作りませんが、あれは大得意なんです」
「それは楽しみですね」
部下の腕前を、彼にしては珍しく自慢げに話す様を見つめ、ジェイドも眼鏡のブリッジを押さえ淡く笑んだ。
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