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突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。 未完結品多し。 ネタバレ満載警報発令中~。
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 どうせなら鳥が足からぶら下げてる方のランタン頼めばいいのに、といつも思う。




「古びたランタン三つ、確かに頂戴致しました」

 ムドの恐怖に耐え、シャドウの腹から強奪してきたボロっちいランタン。
 何故そんな物を欲しがったのかと依頼人に理由を聞けば、“本を読むのに暗いから”。


「電気無いの?」
 確かにベルベットルームは薄暗いが、それなら照明器具の一つでも新調すれば良いじゃないかと現代っ子は考えた。
 主人の円卓を陣取りランプの具合を確かめていたエリザベスは、凍夜の言葉に緩く首を振って応えた。
 微笑を絶やさぬまま、横に。

「生憎と、影時間及び精神と物質の狭間では、電化製品は用を成しませんので」
「ふうん。でもさぁ、すぐ壊れそうじゃない?」
「アンティーク収集も趣味のひとつなのです」
 凍夜はそんなものかなぁという表情で首を傾げると、依頼リストに視線を落とした。

「このジャックフロストだったら、確か悪魔全書に登録してたような……」
「すぐに済まされますか?」
「もう帰るつもりだから、今度にしとく。今このアーマー貰っても、処遇に困るし」

 凍夜は悪魔全書を借りてフロストを確認し、次のページで手を止めた。
「どうせならジャックランタンとかにすればいいのに。インテリアにもなるし」
 誰に言うともなく呟くと、何事もなかったかのようにページをめくる。
 二箇所のページを交互に見比べては難しい顔で悩んでいる凍夜を見つめ、エリザベスは真剣な面持ちで考え込んでいる。

「イゴールさん、料金高いよ。もっとまからない?」
「唯一の有料サービスでございます故、ご理解頂きたいところでございますな」
「う~ん、それもそう……かなぁ。なんか依頼料と相殺で消えてっちゃうような気がするんだけど」
「気のせいでございましょう」


 主人と客人の会話に耳を傾け、思案に暮れるエリザベス。
 古びたランタンの依頼料を握りしめタルタロスへ戻る、凍夜の背中を見送りながら。
「ランタン……依頼……。それも良いかも知れませんね」
 本を抱きしめ、彼女は会心の笑みを浮かべてみせた。

 数日後、某ネトゲの某依頼屋に“マハアギダイン所持ジャックランタンを譲って下さい”という依頼が増えたとか。
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