突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。
未完結品多し。
ネタバレ満載警報発令中~。
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覚醒イベントだからって凝りすぎた;
文がくどいです。ゴメンナサイ……。
アトラス様ネタ。
屋上の空を見上げれば、真円の月。
背後の壁にくっきりと影を刻みつける程に明るい満月の下。
平面から解き放たれた影の如くに、それは闇。
それは夢。
黒い悪夢によって形成された幾本の手。月光に浮かび上がる異様な仮面。
闇から無秩序に生えた腕が蠢き、数本の手によって捧げ持つ仮面を高々と差し上げ。
それは、彼等を視認した。
屋上扉の前に佇む、“闇の住人の時間を侵す人間達”を。
闇色の腕達が地を駆けた。
“現実世界”の認識を越えた動きで、それは地面を疾駆する。
地を駆ける手と別の手には、月光を艶めかしく反射する鋭利な刃。
剣を、現実にはお目に掛かる事のない実践的な形状の剣を握りしめ、それは一息の間に距離を詰めた。
光の加減に仮面がニヤリ嗤ったかと錯覚した、瞬間。
銃声が轟いた。
それと同時に発生した小規模な竜巻に、“カタチを得た影”が霧散する。
再び轟く銃声を追って隣を見れば、紙のような顔色をしたゆかりが、自分の額に銃口を向け――
引き金を引いた。
銃声と同時に、闇を切り裂く竜巻が巻き起こる。
隣のクラスメイトさえも非現実の住人と化した現状に立ちつくすばかりの凍夜を置き去りに、世界は“存在しない時間”を刻む。
その時。
凍夜の足元に、鈍色に輝く銃が滑り込んだ。
竜巻に裂かれた腕が投げつけた剣を避けようとしたゆかりが、体勢を崩して倒れ込んでしまったのだ。
恐怖と緊張の限界に達したのか立ち上がれないゆかり。
無慈悲に迫る、闇色の腕。
その先に鋭利な刃。
足元には鈍色の小さな銃。
銃を拾い上げたのは無意識だった。
ドクドクと鳴り響く脈の音。
極度の緊張に目の奥が酷く痛む。
やけに手に馴染む、鈍色の冷たい金属。
地を這う腕。“死”を捧げ持つ手。
喘ぐように息をする。
ヒヤリと冷たいトリガーに指をかけ、ゆっくりと腕を持ち上げる。
肩よりも高く。
じっとりとした嫌な汗が首筋を伝い下りた。
見せつけるように掲げられた幾本もの剣。
満月の光を浴び、面を歓喜に彩る仮面。
倒れ込んだ姿勢のまま凍夜を見上げたゆかりの目に飛びこんだのは――
「コール……」
銃口を天へ向けた凍夜の姿。
「ケルベ――」
「違っ! それ、使い方違うからっ!!」
トリガーが引かれる瞬間、ゆかりは思わずツッコミ入れた。
台詞を中断され、キョトンと彼女を見下ろす凍夜。
黒い腕は、剣を振り上げた格好のまま固まっている。
「え? だってこれ、デビライザー……」
「違うから!」
「じゃあ、GUMP? キーボード何処に付いて……」
「それも違うっ」
思わず立ち上がったゆかりと銃の開閉部分を探す凍夜を前に、上向きの腕に支えられた仮面がカクリと傾いだ。
「召喚器っていったら、デビライザーかGUMPで決まりだろ? これで仲魔を召喚して――」
「さっき私がやってたの見てたでしょ!?」
「ああ、さっきのロシアンルーレット?」
「バカじゃないの? てか、バカじゃないの!?」
「結構ツッコミ激しいね、岳羽」
ギャンギャンと喰ってかかるゆかりとマイペースな凍夜。
二人を映す無表情な仮面が、先程と反対側にカクリと傾いだ。
<補足>
・デビライザーとGUMP
どちらも銃器型召喚器で、仲魔(契約悪魔)を召喚する物。
デビライザー(デビルライザーガン):デビルチルドレン
GUMP(GUN型COMP):デビルサマナー&ソウルハッカーズ
どちらもアトラス様。メガテン系列のゲームです。
文がくどいです。ゴメンナサイ……。
アトラス様ネタ。
屋上の空を見上げれば、真円の月。
背後の壁にくっきりと影を刻みつける程に明るい満月の下。
平面から解き放たれた影の如くに、それは闇。
それは夢。
黒い悪夢によって形成された幾本の手。月光に浮かび上がる異様な仮面。
闇から無秩序に生えた腕が蠢き、数本の手によって捧げ持つ仮面を高々と差し上げ。
それは、彼等を視認した。
屋上扉の前に佇む、“闇の住人の時間を侵す人間達”を。
闇色の腕達が地を駆けた。
“現実世界”の認識を越えた動きで、それは地面を疾駆する。
地を駆ける手と別の手には、月光を艶めかしく反射する鋭利な刃。
剣を、現実にはお目に掛かる事のない実践的な形状の剣を握りしめ、それは一息の間に距離を詰めた。
光の加減に仮面がニヤリ嗤ったかと錯覚した、瞬間。
銃声が轟いた。
それと同時に発生した小規模な竜巻に、“カタチを得た影”が霧散する。
再び轟く銃声を追って隣を見れば、紙のような顔色をしたゆかりが、自分の額に銃口を向け――
引き金を引いた。
銃声と同時に、闇を切り裂く竜巻が巻き起こる。
隣のクラスメイトさえも非現実の住人と化した現状に立ちつくすばかりの凍夜を置き去りに、世界は“存在しない時間”を刻む。
その時。
凍夜の足元に、鈍色に輝く銃が滑り込んだ。
竜巻に裂かれた腕が投げつけた剣を避けようとしたゆかりが、体勢を崩して倒れ込んでしまったのだ。
恐怖と緊張の限界に達したのか立ち上がれないゆかり。
無慈悲に迫る、闇色の腕。
その先に鋭利な刃。
足元には鈍色の小さな銃。
銃を拾い上げたのは無意識だった。
ドクドクと鳴り響く脈の音。
極度の緊張に目の奥が酷く痛む。
やけに手に馴染む、鈍色の冷たい金属。
地を這う腕。“死”を捧げ持つ手。
喘ぐように息をする。
ヒヤリと冷たいトリガーに指をかけ、ゆっくりと腕を持ち上げる。
肩よりも高く。
じっとりとした嫌な汗が首筋を伝い下りた。
見せつけるように掲げられた幾本もの剣。
満月の光を浴び、面を歓喜に彩る仮面。
倒れ込んだ姿勢のまま凍夜を見上げたゆかりの目に飛びこんだのは――
「コール……」
銃口を天へ向けた凍夜の姿。
「ケルベ――」
「違っ! それ、使い方違うからっ!!」
トリガーが引かれる瞬間、ゆかりは思わずツッコミ入れた。
台詞を中断され、キョトンと彼女を見下ろす凍夜。
黒い腕は、剣を振り上げた格好のまま固まっている。
「え? だってこれ、デビライザー……」
「違うから!」
「じゃあ、GUMP? キーボード何処に付いて……」
「それも違うっ」
思わず立ち上がったゆかりと銃の開閉部分を探す凍夜を前に、上向きの腕に支えられた仮面がカクリと傾いだ。
「召喚器っていったら、デビライザーかGUMPで決まりだろ? これで仲魔を召喚して――」
「さっき私がやってたの見てたでしょ!?」
「ああ、さっきのロシアンルーレット?」
「バカじゃないの? てか、バカじゃないの!?」
「結構ツッコミ激しいね、岳羽」
ギャンギャンと喰ってかかるゆかりとマイペースな凍夜。
二人を映す無表情な仮面が、先程と反対側にカクリと傾いだ。
<補足>
・デビライザーとGUMP
どちらも銃器型召喚器で、仲魔(契約悪魔)を召喚する物。
デビライザー(デビルライザーガン):デビルチルドレン
GUMP(GUN型COMP):デビルサマナー&ソウルハッカーズ
どちらもアトラス様。メガテン系列のゲームです。
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ブルー・クレセンティア様
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