突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。
未完結品多し。
ネタバレ満載警報発令中~。
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ベス大好きですよ。ええ。
(エリと書くとエリーみたいなので、ベスで)
もっと出番が有れば良かったのにと思います。
一緒にお使いイベントとか。
タルタロス初体験を満喫した翌日。
いきなり交番に呼び出されるという無茶な展開に戸惑いはしたものの、凍夜は支給されたお小遣い……もとい軍資金を手に、改めてポロニアンモールを見回した。
そして、ものの数分と経たないうちに、某青い部屋の老主人の立派なお鼻を眺めていた。
「ここってテナント料金掛からないわけ? いいなぁ」
「ご宿泊は料金に含まれませんが、一泊につき一ヶ月ほど経過致します」
「うわ……ソレは困るや。出席日数足りなくなっちゃう」
「……お客人。私めの説明を、聞いておられましたかな?」
「ううん。全く」
これ見よがしにガックリと項垂れるイゴールに冗談だと軽口を返し、凍夜は両の掌を上下で重ね合わせるとゆっくりと開いてみせた。
上向きの掌には、数枚のカードが乗っている。
「イゴールさんが言ってた、切り札とかいうカードってコレでしょ? ペルソナと一緒で、普段は消えちゃってるみたいだけど」
「ほう、これはまた沢山……」
イゴールはテーブルに置かれたカードを見下ろし、感心したように息を付いた。
(ん? しかし、この絵柄は……)
裏面のカードに紛れてちらりと見えるカードの絵柄に嫌な予感を覚え、イゴールは手近なカードを手に取った。
カードの絵柄は……カップ?
凍夜がキラキラした瞳で見つめる中、彼は残りのカードも全て面に返してみた。
結果、出てくる絵柄は剣にカップに……以下略。
大アルカナ――ペルソナカードは、ピクシーのカード一枚きり。
「ねえ、合体ってどうやるのさ?」
純な瞳で見つめられ、イゴールは先を続けられずに脂汗をかくばかり。
膠着状態に陥った場を強引に動かしたのは、状況を遠巻きに見つめていたエリザベス。
彼女は取り澄ました表情で、名義上主人のフォローに入った。
「我が主がスプレッドに使用なさるのは、ペルソナカードのみでございます。有り体に言えば大アルカナのカードのみ。小アルカナは、生憎管轄外でございます」
「えー!?」
凍夜の不満げな声にも、エリザベスは営業スマイルを崩さない。
まさにサービス業の鑑である。
「だって、大アルカナのカードなんてピクシーしか出てこなかったし」
「いやいや、それはイベント……もとい、二階のみの探索であったが故でございましょう。更に上の階を探索なされば、多種多様なペルソナとも巡り会える事でしょう」
エリザベスのフォローにポジションを取り戻したイゴールが、ここぞとばかりに理論武装で畳み掛ける。
「うーん……。今夜も潜ってみなくちゃ駄目かなぁ」
ピクシーのカードを見つめて唸る凍夜の姿に、イゴールはひっそりと安堵の息を付いた。
次からは下手に省略せず、問答無用で説明した方が良さそうだ……などと考えながら。
(エリと書くとエリーみたいなので、ベスで)
もっと出番が有れば良かったのにと思います。
一緒にお使いイベントとか。
タルタロス初体験を満喫した翌日。
いきなり交番に呼び出されるという無茶な展開に戸惑いはしたものの、凍夜は支給されたお小遣い……もとい軍資金を手に、改めてポロニアンモールを見回した。
そして、ものの数分と経たないうちに、某青い部屋の老主人の立派なお鼻を眺めていた。
「ここってテナント料金掛からないわけ? いいなぁ」
「ご宿泊は料金に含まれませんが、一泊につき一ヶ月ほど経過致します」
「うわ……ソレは困るや。出席日数足りなくなっちゃう」
「……お客人。私めの説明を、聞いておられましたかな?」
「ううん。全く」
これ見よがしにガックリと項垂れるイゴールに冗談だと軽口を返し、凍夜は両の掌を上下で重ね合わせるとゆっくりと開いてみせた。
上向きの掌には、数枚のカードが乗っている。
「イゴールさんが言ってた、切り札とかいうカードってコレでしょ? ペルソナと一緒で、普段は消えちゃってるみたいだけど」
「ほう、これはまた沢山……」
イゴールはテーブルに置かれたカードを見下ろし、感心したように息を付いた。
(ん? しかし、この絵柄は……)
裏面のカードに紛れてちらりと見えるカードの絵柄に嫌な予感を覚え、イゴールは手近なカードを手に取った。
カードの絵柄は……カップ?
凍夜がキラキラした瞳で見つめる中、彼は残りのカードも全て面に返してみた。
結果、出てくる絵柄は剣にカップに……以下略。
大アルカナ――ペルソナカードは、ピクシーのカード一枚きり。
「ねえ、合体ってどうやるのさ?」
純な瞳で見つめられ、イゴールは先を続けられずに脂汗をかくばかり。
膠着状態に陥った場を強引に動かしたのは、状況を遠巻きに見つめていたエリザベス。
彼女は取り澄ました表情で、名義上主人のフォローに入った。
「我が主がスプレッドに使用なさるのは、ペルソナカードのみでございます。有り体に言えば大アルカナのカードのみ。小アルカナは、生憎管轄外でございます」
「えー!?」
凍夜の不満げな声にも、エリザベスは営業スマイルを崩さない。
まさにサービス業の鑑である。
「だって、大アルカナのカードなんてピクシーしか出てこなかったし」
「いやいや、それはイベント……もとい、二階のみの探索であったが故でございましょう。更に上の階を探索なされば、多種多様なペルソナとも巡り会える事でしょう」
エリザベスのフォローにポジションを取り戻したイゴールが、ここぞとばかりに理論武装で畳み掛ける。
「うーん……。今夜も潜ってみなくちゃ駄目かなぁ」
ピクシーのカードを見つめて唸る凍夜の姿に、イゴールはひっそりと安堵の息を付いた。
次からは下手に省略せず、問答無用で説明した方が良さそうだ……などと考えながら。
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