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This blog is Written by 佐倉透湖,Template by ねんまく,Photo by JOURNEY WITHIN,Powered by 忍者ブログ.
突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。 未完結品多し。 ネタバレ満載警報発令中~。
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 一応、影時間の適応だけでなくてペルソナ持ちだからスカウトされたハズ……なんですよね。
 理事長みたいに影時間の適応有るけどペルソナ使えない人も居ますし。
 やっぱ、理事長がラボとかに連れて行ったんかしら?




 吟遊詩人が掻き鳴らす竪琴の調べに乗せて、真紅の炎が吹き上がる。
 小規模とはいえ、ふらふら動く白手袋一匹丸焼きにするには十分な炎に、白手袋――あれもシャドウとやらの一種らしい――がバランスを崩して倒れ込む。
 凍夜は涼しい顔で召喚器を仕舞うと、逃げられない敵に容赦なくレイピアを突き立てた。

「伊織!」
「ま、任せとけっ!」
 先輩二人がアイツをリーダーに推した理由は解ったような気がするが、それでも……負けるのは嫌だ!
 伊織は帽子の鍔を引き下げ、腰のガンベルトから召喚器を引き抜いた。



 背筋を伝う汗を感じつつ、こめかみに据える。
 熱が集まる。
 沸騰する血液と、こめかみを起点に鳴り響く脈の音。

 これを使ったのは、“適正”とやらを確認した時、一度きり。
 シャドウと戦うのも、実践でペルソナを召喚するのもこれが初めて。
 だが――


「アイツには負けられねぇ!」


 心を奮い立たせるように鋭く吠え、力任せに引き金を引き絞る。


 ガチッ


「……あり?」
 だが、引き金は何かにぶつかったような感触を指に伝えただけで、適性検査時のように引ききる事が出来なかった。

「ちょっ、順平ナニやってんの!」
「だってこれ動かねーよ! どーなってんだ!?」
「岳羽、戦線押さえてて」

 凍夜はレイピアを一振り払い伊織の元へ駆け寄ると、おろおろとお手玉している召喚器を取り上げ、ざっと確認してから再び伊織の手へと押し戻した。
「伊織、安全装置解除されてないよ」
「……あ?」
「ほら、ここ」
「押さえててじゃ無いでしょ、やだ待っ……イヤ~~!」

 ゆかりの悲鳴に伊織が慌てて顔を上げると、一人矢面に立たされたゆかりの周りに二体のシャドウが迫っていた。
「あのシャドウ火に弱いらしいから、伊織は総攻撃に備えててよね。岳羽、傷薬投げるよ~」
「こんな状態で落ち着いて薬なんか塗れるわけないでしょ! てかとっとと助けなさいよっ!!」
「じゃ、ちゃっちゃと行くよ。……オルフェウス!」

 ゆらり風を纏いペルソナを操る凍夜の背中を見つめ。
「……なんで弾籠めねぇ銃に安全装置なんか付いてるワケ?」
 伊織の呟きは、不気味な装飾に彩られた壁に虚しく響いた。
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