突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。
未完結品多し。
ネタバレ満載警報発令中~。
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そしてアナザーエンドまっしぐら。
まあ、深く考えずにお読み頂ければ幸いですよ?
ええ。
それはバチカルにある闘技場でのこと。
「エキシビジョンマッチの対戦相手は、どうやら異世界の戦士の影を呼び出す一種の召還術の類のようですねぇ」
「ええ、実体は無いようです。ダメージも幻覚で、痛みは伴うものの気絶させるくらいがせいぜいですね」
「なかなか面白い技術ではありますが、軍事転用には向きませんねぇ」
「そうですね。拷問くらいにしか使い道はないかと」
「お前らなぁ……」
闘技場団体戦上級戦のエキシビジョンマッチ攻略後のジェイドとティアの会話より一部抜粋。
結局は後学の為にと、ジェイドとティアの二人は闘技場のオーナーから召還術の使用法を教えて貰ったらしい。
そして、時は流れ。
ロニール雪山のセフィロトにてアッシュと再会を果たした際に、事件は起こった。
「馴れ合うつもりはねぇ。お前らはお前らで勝手にしやがれ」
「あ、アッシュお待ちになって……」
一方的に言いたい事だけ言ってさっさと立ち去ろうとするアッシュ。
ガイの制止も聞かず、ナタリアへちらりと視線をくれて足早に去ろうとした、その時。
「ははは、そうは行きませんよ。ティア、例の術を」
「は? はい、大佐」
ジェイドに促されるままに行使した譜術に応じて、アッシュの周囲に謎の戦士達が現れた。
アッシュの正面を塞ぐようにリッド。
背後から弓の狙いを付けるナナリー。
左右に展開しているミントとフィリア。
「は、下らんな。これで足止めしたつもりか。えぇ? 死霊使いさんよ?」
アッシュはジェイドへ一瞥くれつつ腰の剣を引き抜いた。
白銀の照り返しに目を細め、構えを取るリッド。
「馬鹿にするな。鮮血のアッシュと呼ばれた俺の実力ってヤツを、たっぷりと拝ませてやるよ。この俺を甘く見たこと、後悔するんだな!」
張りのある声が幻想的な空間に消えぬ間に剣戟の音が鳴り響いた。
リッドが剣を捌く中、他の三名がダメージを与える作戦であるらしい。
そんな中、ジェイドの元へ駆けつけてきたナタリアが気迫の籠もった眼差しでジェイドの瞳を睨め上げた。
「ジェイド! いくらアッシュの力を借りたいとはいえ、あんまりではありませんか! いくらあの剣士達に実体がないとはいっても痛みは感じますのよ!!」
「ええ、そうですね。ですが、もうじき決着が付くはずですよ」
ジェイドは涼しい顔でアッシュを見つめ、眼鏡のブリッジを押し上げた。
「逃がしませんよ、アッシュ。さぁお嬢さん方、例の奥の手をお願いしますよ?」
「「はい」」
ジェイドの笑いを含んだような声に応えたのは、ミントとフィリアの二人組。
二人はリッドと鍔迫り合いを続けるアッシュへ向けて、同時に詠唱を開始した。
「ストップフロゥ!」
「タイムストップ!」
女性二人の涼やかな声が、冷たく澄んだ空気に乗って響き渡った。
「言ったはずですよ。逃がしませんと……ね?」
「えいクソッ! やい貴様ら、俺を捕らえてどうするつもりだ。捜索の手は分けた方が効率が良いに決まってるだろうが、ええ!?」
アルビオール、機内。
一行は術の効果で動けなくなったアッシュを簀巻にし、脇目も振らず下山した。
びったんびったん跳ね回りながら悪態を付くアッシュと、彼に生暖かい視線を送りつつ途方に暮れる皆を前にして、ジェイドだけはいつも通りにこやかな笑みを浮かべていた。
「それでジェイド、これからどういたしますの? アッシュが同行する事については、私に異存はありませんけれど……」
「さぁて、どうしましょうねぇ?」
「さては何も考えてなかったな? 旦那」
ガイの的確なツッコミにも張り付いたような笑みを絶やさない。
「いえ、どちらかというと今後のために実験しておきたかっただけなのですが。なかなかに興味深い症例が得られました」
「症例とか言うなっ!」
アッシュの怒声はまるで無視。
ジェイドは皆を見渡し、何事もなかったかのように先を続けた。
「六神将のアッシュに効果が顕れたということは、他の六神将達にも使えるかも知れません」
「えーっとぉ……。つまりぃ、リグレットやラルゴも同じ方法で捕まえられるかもってことですかぁ?」
「教官を……」
首を傾げるアニスの傍で、頬に両手を添えて本気で悩んでいるティア。
「師匠は……無理か。流石に」
「流石にヴァンはなぁ。しかし、そいつはかなり大事なんじゃないのか?」
ガイの言葉に、ジェイドは満足げな頷きを持って返した。
「そう。もしかしたら、歴史を変えられるかも知れませんよ?」
そして。
『謎の戦士召還術』を駆使した死霊使いご一行様は、見事に歴史を変えたという。
どっとはらい。
まあ、深く考えずにお読み頂ければ幸いですよ?
ええ。
それはバチカルにある闘技場でのこと。
「エキシビジョンマッチの対戦相手は、どうやら異世界の戦士の影を呼び出す一種の召還術の類のようですねぇ」
「ええ、実体は無いようです。ダメージも幻覚で、痛みは伴うものの気絶させるくらいがせいぜいですね」
「なかなか面白い技術ではありますが、軍事転用には向きませんねぇ」
「そうですね。拷問くらいにしか使い道はないかと」
「お前らなぁ……」
闘技場団体戦上級戦のエキシビジョンマッチ攻略後のジェイドとティアの会話より一部抜粋。
結局は後学の為にと、ジェイドとティアの二人は闘技場のオーナーから召還術の使用法を教えて貰ったらしい。
そして、時は流れ。
ロニール雪山のセフィロトにてアッシュと再会を果たした際に、事件は起こった。
「馴れ合うつもりはねぇ。お前らはお前らで勝手にしやがれ」
「あ、アッシュお待ちになって……」
一方的に言いたい事だけ言ってさっさと立ち去ろうとするアッシュ。
ガイの制止も聞かず、ナタリアへちらりと視線をくれて足早に去ろうとした、その時。
「ははは、そうは行きませんよ。ティア、例の術を」
「は? はい、大佐」
ジェイドに促されるままに行使した譜術に応じて、アッシュの周囲に謎の戦士達が現れた。
アッシュの正面を塞ぐようにリッド。
背後から弓の狙いを付けるナナリー。
左右に展開しているミントとフィリア。
「は、下らんな。これで足止めしたつもりか。えぇ? 死霊使いさんよ?」
アッシュはジェイドへ一瞥くれつつ腰の剣を引き抜いた。
白銀の照り返しに目を細め、構えを取るリッド。
「馬鹿にするな。鮮血のアッシュと呼ばれた俺の実力ってヤツを、たっぷりと拝ませてやるよ。この俺を甘く見たこと、後悔するんだな!」
張りのある声が幻想的な空間に消えぬ間に剣戟の音が鳴り響いた。
リッドが剣を捌く中、他の三名がダメージを与える作戦であるらしい。
そんな中、ジェイドの元へ駆けつけてきたナタリアが気迫の籠もった眼差しでジェイドの瞳を睨め上げた。
「ジェイド! いくらアッシュの力を借りたいとはいえ、あんまりではありませんか! いくらあの剣士達に実体がないとはいっても痛みは感じますのよ!!」
「ええ、そうですね。ですが、もうじき決着が付くはずですよ」
ジェイドは涼しい顔でアッシュを見つめ、眼鏡のブリッジを押し上げた。
「逃がしませんよ、アッシュ。さぁお嬢さん方、例の奥の手をお願いしますよ?」
「「はい」」
ジェイドの笑いを含んだような声に応えたのは、ミントとフィリアの二人組。
二人はリッドと鍔迫り合いを続けるアッシュへ向けて、同時に詠唱を開始した。
「ストップフロゥ!」
「タイムストップ!」
女性二人の涼やかな声が、冷たく澄んだ空気に乗って響き渡った。
「言ったはずですよ。逃がしませんと……ね?」
「えいクソッ! やい貴様ら、俺を捕らえてどうするつもりだ。捜索の手は分けた方が効率が良いに決まってるだろうが、ええ!?」
アルビオール、機内。
一行は術の効果で動けなくなったアッシュを簀巻にし、脇目も振らず下山した。
びったんびったん跳ね回りながら悪態を付くアッシュと、彼に生暖かい視線を送りつつ途方に暮れる皆を前にして、ジェイドだけはいつも通りにこやかな笑みを浮かべていた。
「それでジェイド、これからどういたしますの? アッシュが同行する事については、私に異存はありませんけれど……」
「さぁて、どうしましょうねぇ?」
「さては何も考えてなかったな? 旦那」
ガイの的確なツッコミにも張り付いたような笑みを絶やさない。
「いえ、どちらかというと今後のために実験しておきたかっただけなのですが。なかなかに興味深い症例が得られました」
「症例とか言うなっ!」
アッシュの怒声はまるで無視。
ジェイドは皆を見渡し、何事もなかったかのように先を続けた。
「六神将のアッシュに効果が顕れたということは、他の六神将達にも使えるかも知れません」
「えーっとぉ……。つまりぃ、リグレットやラルゴも同じ方法で捕まえられるかもってことですかぁ?」
「教官を……」
首を傾げるアニスの傍で、頬に両手を添えて本気で悩んでいるティア。
「師匠は……無理か。流石に」
「流石にヴァンはなぁ。しかし、そいつはかなり大事なんじゃないのか?」
ガイの言葉に、ジェイドは満足げな頷きを持って返した。
「そう。もしかしたら、歴史を変えられるかも知れませんよ?」
そして。
『謎の戦士召還術』を駆使した死霊使いご一行様は、見事に歴史を変えたという。
どっとはらい。
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