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This blog is Written by 佐倉透湖,Template by ねんまく,Photo by JOURNEY WITHIN,Powered by 忍者ブログ.
突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。 未完結品多し。 ネタバレ満載警報発令中~。
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 弄られキャラが定着してきつつある……。
 ゴメン伊織。
 そして、ナビは現実的にどうなっているのかと考えてみたり。




「ッんでお前がリーダーなんだよっ、ナットクいかねぇ!」

 年長者に諭され一度は口をつぐんだものの、収まりきらない伊織は苛々と不平不満を吐き続けていた。
 対する凍夜はキツイ眼差しも何処吹く風で、エントランスの照明を照り返すレイピアの刃を眺めている。
 影時間の影響でMP3プレイヤーも止まってしまったが、イヤホンを肩に落としただけで手放すつもりはないようだ。

「センパイっ! どうしてオレじゃダメなんスか!? オレだって召喚くらいちゃんとやれますって!」
「聞き分けが無いな、伊織。理由なら、実践経験者という事実以外にもちゃんとある」
「それって、何なんスか?」

 階段横で、バイクに搭載された機器を操作している美鶴へと、不満が滲み出まくりの顔を向ける。
 美鶴は機械から顔を上げると、伊織の視線を真っ向から受け止めた。

「今日の運勢で、前髪が長い少年に指揮を任せると運気アップと出ていたのだ」
「…………まえがみ?」
「少なくとも、順平は違うわね」

 思わずポカンと口を開けた伊織に、至極冷静なゆかりの追撃が掛かる。
 更に立場を危うくしてしまった伊織は、場を誤魔化すべくゆかりと美鶴に食って掛かった。

「う、うるっせぇよ! てか、今影時間じゃないッスか。存在しない時間に“今日の運勢”なんて関係ねーんじゃ?」
「だろうな。真に受けてくれるな、伊織。ほんのジョークだ」
「「……」」


 桐条先輩のジョーク。


 確かにアレが素のボケというのも困りものだが、美麗且つカンペキな生徒会長殿のジョークというのも別の意味で笑えない。
 対応に困り果て顔を見合わせる伊織とゆかりの背後を、凍夜は我関せずという顔で通り抜けた。
 階段の下を抜け、なにもない場所へ向かって歩いていく。
 真田はといえば、皆の様子など見向きもせず至極残念そうな顔で階段上の装飾扉を撫でていた。



 美鶴は二年生二人組に苦笑を返し、サラリと髪をかき上げた。
「そうむくれるな。私が彼を推す本当の理由は、アレだ」
 アレ、という言葉と共に、自身の耳を覆うような仕草をする。
 ゆかりは美鶴の仕草に小首を傾げ、凍夜へ視線を走らせた。

「アレって……イヤホン?」
「そうだ。私のナビを、あのスピーカーから流れるように細工する。いわば彼は“歩くスピーカー”と言ったところだな。各自の携帯にも同時に通信が入るようになってはいるが、大まかなナビはこの手で十分まかなえるだろう」

「心配ないよ、伊織」
 美鶴の背後を通り抜け、なにもない場所で立ち止まった“歩くスピーカー”こと作戦リーダー殿は、にこりと伊織に微笑みかけた。
 反射的に、反抗的な視線を向ける。

「……ナニが?」
「僕、今日神社のおみくじで大吉引いたんだ。何だかもの凄くツイてるような気がするから、任せてよ」
「……ナニをだよ…………」


 収まりきらず未だ低く唸っている伊織に背を向け、凍夜は“なにもない場所”へ手を伸ばした。
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