04/06 ＲＳ 今日のにゃんこ はじめに。

　うららかな昼下がり。
　水と英知の青街の一角。

　人通りが途絶える頃合いを見計らい、宝石店の壁際に張り付くひとつの影。
　店内をそっと覗き込むのは忍装束の男。
　店長が席を立つのを確認し、男が行動を開始したその時。
　突然、後ろから服の裾を引っぱられた。
　警戒しながら振り返ると、そこには――――



　そこには、キラキラと瞳を輝かせた…………猫がいた。

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　ファイル作成日付を見るに、去年の御盆辺りに書いていたお蔵入りのブツです。
　なぜか肝心なところで止まってしまっているため、掲載は出来ませんでした。
　これ以降に書いたバースディや金銀において彼が悲惨な目に遇いがち（金銀５章の告死天使関連は仕様でしたが、ガンツのは突発でした）なのは、多分これのせいです。
　ちなみに、４話の執筆予定はありません。

　それでも良ければ、どうぞ先へお進み下さい。