突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。
未完結品多し。
ネタバレ満載警報発令中~。
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自分の利益になりうる事ならば、出費を惜しまない男。
「あ、お帰りー」
「ただいま」
凍夜がいつものように寄り道して帰ってくると、ラウンジには真田を除いた三人が揃っていた。
玄関に背を向けて座っていた伊織は、貸し出す約束をしていた雑誌に手を伸ばし、肩越しに振り向いた。
「真田先輩は病院寄ってくるってさ。遅かったけど、夕飯どしたん?」
「わかつで食べて来ちゃった。ついでに神社寄って来たんだ」
「マメだなー。オヒャクドマイリとか、そんなん?」
「そんなとこかな」
伊織から雑誌を受け取り、パラパラとページをめくる。
「私、友達のトコで試験勉強やるから、今夜はタルタロスパスね」
「僕も行くトコあるから良いよ。そういうわけですから、今日も探索無しでお願いします」
「了解した。勉学は学生の本分だからな。しっかり励めよ」
単語帳から顔を上げたゆかりに頷き返すと、美鶴へ報告を入れる。
試験週間中に無理強いするつもりは無いらしく、美鶴はあっさりと了承した。
「で? ドコ行くんだ? この時間じゃ交番も閉まってるぜ」
「シャガールでコーヒーでも飲んで、のんびり復習でもやるつもり。やっぱり店のコーヒーの方が効くんだよね」
「ふ、ふーん……」
「じゃ、僕カバン置いてくるから」
言い終わる前にさっさと身を翻した凍夜の背中を、呆然と見送る伊織。
「彼、帰ってからも遅くまで自習しているらしいぞ。伊織も少しは見習うべきだな」
「順平、ホントにやっといた方が良いよ? 月高のレベル、いい加減身に染みてるでしょ」
「わーってるって。その……これ読み終わったらやるからさ」
「どーだか」
女子二人の集中砲火を受け、しどろもどろに言い訳する。
これ以上小言を言われる前にと自室へ撤退しつつ、伊織は一歩的にライバル視している隣人の事を考えていた。
「……まあ、勉強とか? 行動派なトコは、認めないでも無いケドさ。でも、図書室で自習じゃなくて優雅に外食ってどうよ?」
神社とわかつと深夜の勉強。
凍夜の必殺三点セットの真の威力を、伊織は知らない。
「やーっぱ、ナットクいかねぇ」
不満げに唸りながら部屋に入る伊織と入れ違いに、凍夜は階下へ降りていった。
「あ、お帰りー」
「ただいま」
凍夜がいつものように寄り道して帰ってくると、ラウンジには真田を除いた三人が揃っていた。
玄関に背を向けて座っていた伊織は、貸し出す約束をしていた雑誌に手を伸ばし、肩越しに振り向いた。
「真田先輩は病院寄ってくるってさ。遅かったけど、夕飯どしたん?」
「わかつで食べて来ちゃった。ついでに神社寄って来たんだ」
「マメだなー。オヒャクドマイリとか、そんなん?」
「そんなとこかな」
伊織から雑誌を受け取り、パラパラとページをめくる。
「私、友達のトコで試験勉強やるから、今夜はタルタロスパスね」
「僕も行くトコあるから良いよ。そういうわけですから、今日も探索無しでお願いします」
「了解した。勉学は学生の本分だからな。しっかり励めよ」
単語帳から顔を上げたゆかりに頷き返すと、美鶴へ報告を入れる。
試験週間中に無理強いするつもりは無いらしく、美鶴はあっさりと了承した。
「で? ドコ行くんだ? この時間じゃ交番も閉まってるぜ」
「シャガールでコーヒーでも飲んで、のんびり復習でもやるつもり。やっぱり店のコーヒーの方が効くんだよね」
「ふ、ふーん……」
「じゃ、僕カバン置いてくるから」
言い終わる前にさっさと身を翻した凍夜の背中を、呆然と見送る伊織。
「彼、帰ってからも遅くまで自習しているらしいぞ。伊織も少しは見習うべきだな」
「順平、ホントにやっといた方が良いよ? 月高のレベル、いい加減身に染みてるでしょ」
「わーってるって。その……これ読み終わったらやるからさ」
「どーだか」
女子二人の集中砲火を受け、しどろもどろに言い訳する。
これ以上小言を言われる前にと自室へ撤退しつつ、伊織は一歩的にライバル視している隣人の事を考えていた。
「……まあ、勉強とか? 行動派なトコは、認めないでも無いケドさ。でも、図書室で自習じゃなくて優雅に外食ってどうよ?」
神社とわかつと深夜の勉強。
凍夜の必殺三点セットの真の威力を、伊織は知らない。
「やーっぱ、ナットクいかねぇ」
不満げに唸りながら部屋に入る伊織と入れ違いに、凍夜は階下へ降りていった。
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かうんたー
凍夜君
ぺっと。
クリックすると喋りますよ?
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ブルー・クレセンティア様
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