突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。
未完結品多し。
ネタバレ満載警報発令中~。
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今回ピットトラップが無いから、落下ヴォイス無いんですよね。
ルールが分からないゲームネタを混ぜてしまったけども、大丈夫だったかなぁ……。
初手はチェスで書いてたんですけど。
――うわぁぁぁ…………――
静寂に満ちたベルベットルームに、途切れがちなか細い悲鳴が届く。
退屈しのぎにカードゲームに興じていた住人二人は、同時に天井を振り仰いだ。
「ふむ、落ちたようですな」
「そのようでございますね」
天気の話でもしているような口調で言葉を交わし、札をめくる。
「私のターンですな。では、これを召喚と参りましょうかな」
「トラップカード発動でございます」
「な、なんと!」
――…………ぁあっ!
段々とはっきりしてきた悲鳴は、イゴールが手痛いカウンターを喰らったところで天井を震わす鈍い音に取って代わられた。
――かぁっは!!
「死亡ヴォイスでございますな」
「そのようですね。私のターン、ドロー。場の三体を生贄に、こちらを召喚させて頂きます」
「…………」
「…………」
エリザベスの人差し指と中指に挟まれたカードを目にしたイゴールがテーブルに突っ伏すと、彼女はいそいそとナニかを取り出し客用椅子から立ち上がった。
「それでは、私はお客様をお迎えして参ります」
「……頼みましたぞ」
「私から勝ちを拾えないのも、一種の定めでございます。それでは敗者の鉄則と致しまして、僭越ながらこの場の片付けをお願い致します」
足取り軽く立ち去るエリザベスの背中を視界の端に納め、イゴールは勝敗の絡まない娯楽は無いものか、半ば魂出掛かった頭で考えていた。
「……なんか、お香の匂いが染みついてるんだけど」
「気のせいでございます」
いつの間にかベルベットルームの客用椅子に座っていた凍夜は、ブレザーの胸元を嗅ぎ訝しげな顔をした。
「次回からは、きちんと到着のチャイムが鳴ってから入られるのが宜しいでしょうな」
「ええ、アレは貴重な品ですからあまり無駄に消費されるのは……」
「貴重って何が?」
「「こちらの話でございます」」
凍夜が反魂香の香りに妙な懐かしさを感じるのは、まだ暫く先のお話。
ルールが分からないゲームネタを混ぜてしまったけども、大丈夫だったかなぁ……。
初手はチェスで書いてたんですけど。
――うわぁぁぁ…………――
静寂に満ちたベルベットルームに、途切れがちなか細い悲鳴が届く。
退屈しのぎにカードゲームに興じていた住人二人は、同時に天井を振り仰いだ。
「ふむ、落ちたようですな」
「そのようでございますね」
天気の話でもしているような口調で言葉を交わし、札をめくる。
「私のターンですな。では、これを召喚と参りましょうかな」
「トラップカード発動でございます」
「な、なんと!」
――…………ぁあっ!
段々とはっきりしてきた悲鳴は、イゴールが手痛いカウンターを喰らったところで天井を震わす鈍い音に取って代わられた。
――かぁっは!!
「死亡ヴォイスでございますな」
「そのようですね。私のターン、ドロー。場の三体を生贄に、こちらを召喚させて頂きます」
「…………」
「…………」
エリザベスの人差し指と中指に挟まれたカードを目にしたイゴールがテーブルに突っ伏すと、彼女はいそいそとナニかを取り出し客用椅子から立ち上がった。
「それでは、私はお客様をお迎えして参ります」
「……頼みましたぞ」
「私から勝ちを拾えないのも、一種の定めでございます。それでは敗者の鉄則と致しまして、僭越ながらこの場の片付けをお願い致します」
足取り軽く立ち去るエリザベスの背中を視界の端に納め、イゴールは勝敗の絡まない娯楽は無いものか、半ば魂出掛かった頭で考えていた。
「……なんか、お香の匂いが染みついてるんだけど」
「気のせいでございます」
いつの間にかベルベットルームの客用椅子に座っていた凍夜は、ブレザーの胸元を嗅ぎ訝しげな顔をした。
「次回からは、きちんと到着のチャイムが鳴ってから入られるのが宜しいでしょうな」
「ええ、アレは貴重な品ですからあまり無駄に消費されるのは……」
「貴重って何が?」
「「こちらの話でございます」」
凍夜が反魂香の香りに妙な懐かしさを感じるのは、まだ暫く先のお話。
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かうんたー
凍夜君
ぺっと。
クリックすると喋りますよ?
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ブルー・クレセンティア様
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