突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。
未完結品多し。
ネタバレ満載警報発令中~。
最新記事
カテゴリー
ブログ内検索
最新トラックバック
アクセス解析
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
あれ、見るたびに似てると思うんですが。
私だけですかね?
青。
青い空間。
満月に照らし出された舞台の上で見事な舞を演じた凍夜は、極度の疲労に昏倒するのと同時に、心だけ、青で満たされた部屋へ招き入れられた。
此処ではない何処かへ上り続けるエレベーター――ベルベットルーム。
イゴールが延々と専門知識の説明を続ける中、向かいの椅子に腰掛けた凍夜はしきりに背後を気に掛けていた。
「ふむ、これで説明は以上ですが……ご理解頂けましたかな?」
「ううん、あんまり」
至極素直な生返事を返しつつ、自分が座る椅子の背もたれを見下ろしている。
「もう一度ご説明致しましょうかな?」
「それもいいや。多分聞いただけじゃ分からないし。実際にそのナントカいうのを使ってみて、疑問に思ったところから聞いていくよ。それよりさぁ」
話ながら横座りに向きを変えイゴールに背中を向けていた凍夜は、何処かしらそわそわした様子で肩越しにイゴールへと振り向いた。
「これ、弾いてもいいかな?」
これ、と言いながらそっと撫でたのは、凍夜が座っている椅子の背もたれ。
「なんでかなぁ? もの凄く弾いてみたいんだけど、これ」
落ち付かなげな様子で、更に背もたれの縦軸を撫でる凍夜。
木目の感触に違和感を覚えながらも、その形状を見ると触らずに居られない。
「どうぞ、心行くまでお弾きになるが宜しいでしょう」
イゴールの快諾に、凍夜は座り直して背もたれを抱え込むと、本格的に撫で始めた。
「我は汝、汝は我……でございますね、イゴール様」
「左様。現在は覚醒ペルソナ、オルフェウスを降魔されておりますからな」
鼻歌交じりに背もたれを撫でる凍夜の耳に、二人の声は届いていない。
来客用に用意されている一人掛けの椅子。
木製で質素なデザインのそれは、背もたれ部分の形状がどことなく竪琴に似ている。
私だけですかね?
青。
青い空間。
満月に照らし出された舞台の上で見事な舞を演じた凍夜は、極度の疲労に昏倒するのと同時に、心だけ、青で満たされた部屋へ招き入れられた。
此処ではない何処かへ上り続けるエレベーター――ベルベットルーム。
イゴールが延々と専門知識の説明を続ける中、向かいの椅子に腰掛けた凍夜はしきりに背後を気に掛けていた。
「ふむ、これで説明は以上ですが……ご理解頂けましたかな?」
「ううん、あんまり」
至極素直な生返事を返しつつ、自分が座る椅子の背もたれを見下ろしている。
「もう一度ご説明致しましょうかな?」
「それもいいや。多分聞いただけじゃ分からないし。実際にそのナントカいうのを使ってみて、疑問に思ったところから聞いていくよ。それよりさぁ」
話ながら横座りに向きを変えイゴールに背中を向けていた凍夜は、何処かしらそわそわした様子で肩越しにイゴールへと振り向いた。
「これ、弾いてもいいかな?」
これ、と言いながらそっと撫でたのは、凍夜が座っている椅子の背もたれ。
「なんでかなぁ? もの凄く弾いてみたいんだけど、これ」
落ち付かなげな様子で、更に背もたれの縦軸を撫でる凍夜。
木目の感触に違和感を覚えながらも、その形状を見ると触らずに居られない。
「どうぞ、心行くまでお弾きになるが宜しいでしょう」
イゴールの快諾に、凍夜は座り直して背もたれを抱え込むと、本格的に撫で始めた。
「我は汝、汝は我……でございますね、イゴール様」
「左様。現在は覚醒ペルソナ、オルフェウスを降魔されておりますからな」
鼻歌交じりに背もたれを撫でる凍夜の耳に、二人の声は届いていない。
来客用に用意されている一人掛けの椅子。
木製で質素なデザインのそれは、背もたれ部分の形状がどことなく竪琴に似ている。
PR
かうんたー
凍夜君
ぺっと。
クリックすると喋りますよ?
<背景画像>
ブルー・クレセンティア様
好物