突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。
未完結品多し。
ネタバレ満載警報発令中~。
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アイギス編未プレイの方は回れ右。
1つ目の扉に挑んでおられれば、未クリアの方は問題なしです~。
メティスってどんな娘?(ぉぃ
「じゃあ……食料が底をついたら、私達、飢え死に!?」
風花の悲鳴にも似た言葉に、元課外活動部の面々が一様に戦慄した。
ひとり状況に取り残されたメティスは、いぶかしげな表情で遠巻きに眺め、ああ、と合点がいったように頷いた。
「そっか。生き物は有機物を摂取しないと活動を維持出来ないんですね。……ということは、私が姉さんに嫌われてまで排除する必要無かったんだ。なるほどなー」
空気を詠まない彼女の態度に、殺意の籠もった視線が降り刺さった。
「おいお前、さっさと此処から出る方法を教えろ! 知ってるんだろう!!」
今にも殴りかかりそうな真田の怒声に、メティスは眉を顰めてそっぽを向いた。
「知りませんよ、そんなこと。第一、此処で怒鳴ってる間にもどんどんカロリー消費していくんじゃないんですか? 物資調達出来ないまま此処で八つ当たりして自滅したって、私のせいじゃないですから」
食べ盛りな部員数名から殺気が迸ったが、メティスの的を得た発言に反論できず、額をつきあわせて会議を始めた。
アイギスは双方を見比べて溜息付くと、皆から離れた場所でそっぽを向いているメティスへと歩み寄った。
「メティス。今はみんな生きるか死ぬかの瀬戸際なの。ああいう言い方は良くないわ」
「問題有りません。姉さんのことは、私が守りますから」
「今はそういう話をしてるんじゃなくって……」
「有機物を摂取する必要のない姉さんの命には関わらないもの」
全く話の噛み合わない二人の会話。
皆の会議のテンポについて行けず聞き手に回っていた風花は、人型戦車二人のやりとりに顔を向け、躊躇いがちに声を掛けた。
「ねえ、メティス? 本当に問題ないかしら」
風花へと顔を向け、いぶかしげな顔をするメティス。
「だって、食事なんか私や姉さんには必要ないし……」
「アイギスのメンテナンス、あなた出来る?」
「…………」
考えもしなかった事柄を指摘され、虚を突かれたように黙り込む。
人間なら蒼白になっていそうな無表情に、風花はゆっくりと言葉を継いだ。
「私、アイギスの部屋の機械……簡単になら使えるけど」
「……」
「もし私が餓死したら……あなた、本当に、アイギスのこと守れるの?」
控えめな声音の中、一際“本当に”を強調する風花。
いつの間にか静寂が支配していたラウンジに、消え入りそうなささやきが浸み渡った。
「姉さんを守るためなら何でもする。……姉さんの為に、あなた達に協力する」
「ふふ、うまくいきましたね」
「風花……。なんていうか、彼の遺志を受け継いだの……アイギスじゃなくて風花の方かもな……って、ちょっと思ったりして」
「え? やだ、ゆかりちゃんったら買いかぶりすぎよ。私、全然そんなこと無いからっ」
滅相もないと言いたげに首を振る風花の口元に先程浮かんでいた笑みを思い起こし、ゆかりはそっと溜息付いた。
「あ゛ー……、なーんか私だけ置いてかれてるような。…………空しい」
素っ気ない風を装いながら見事に人心を操っていた“彼”の薄い笑みに、風花の笑みはどこか似ていた……ような気がした。
1つ目の扉に挑んでおられれば、未クリアの方は問題なしです~。
メティスってどんな娘?(ぉぃ
「じゃあ……食料が底をついたら、私達、飢え死に!?」
風花の悲鳴にも似た言葉に、元課外活動部の面々が一様に戦慄した。
ひとり状況に取り残されたメティスは、いぶかしげな表情で遠巻きに眺め、ああ、と合点がいったように頷いた。
「そっか。生き物は有機物を摂取しないと活動を維持出来ないんですね。……ということは、私が姉さんに嫌われてまで排除する必要無かったんだ。なるほどなー」
空気を詠まない彼女の態度に、殺意の籠もった視線が降り刺さった。
「おいお前、さっさと此処から出る方法を教えろ! 知ってるんだろう!!」
今にも殴りかかりそうな真田の怒声に、メティスは眉を顰めてそっぽを向いた。
「知りませんよ、そんなこと。第一、此処で怒鳴ってる間にもどんどんカロリー消費していくんじゃないんですか? 物資調達出来ないまま此処で八つ当たりして自滅したって、私のせいじゃないですから」
食べ盛りな部員数名から殺気が迸ったが、メティスの的を得た発言に反論できず、額をつきあわせて会議を始めた。
アイギスは双方を見比べて溜息付くと、皆から離れた場所でそっぽを向いているメティスへと歩み寄った。
「メティス。今はみんな生きるか死ぬかの瀬戸際なの。ああいう言い方は良くないわ」
「問題有りません。姉さんのことは、私が守りますから」
「今はそういう話をしてるんじゃなくって……」
「有機物を摂取する必要のない姉さんの命には関わらないもの」
全く話の噛み合わない二人の会話。
皆の会議のテンポについて行けず聞き手に回っていた風花は、人型戦車二人のやりとりに顔を向け、躊躇いがちに声を掛けた。
「ねえ、メティス? 本当に問題ないかしら」
風花へと顔を向け、いぶかしげな顔をするメティス。
「だって、食事なんか私や姉さんには必要ないし……」
「アイギスのメンテナンス、あなた出来る?」
「…………」
考えもしなかった事柄を指摘され、虚を突かれたように黙り込む。
人間なら蒼白になっていそうな無表情に、風花はゆっくりと言葉を継いだ。
「私、アイギスの部屋の機械……簡単になら使えるけど」
「……」
「もし私が餓死したら……あなた、本当に、アイギスのこと守れるの?」
控えめな声音の中、一際“本当に”を強調する風花。
いつの間にか静寂が支配していたラウンジに、消え入りそうなささやきが浸み渡った。
「姉さんを守るためなら何でもする。……姉さんの為に、あなた達に協力する」
「ふふ、うまくいきましたね」
「風花……。なんていうか、彼の遺志を受け継いだの……アイギスじゃなくて風花の方かもな……って、ちょっと思ったりして」
「え? やだ、ゆかりちゃんったら買いかぶりすぎよ。私、全然そんなこと無いからっ」
滅相もないと言いたげに首を振る風花の口元に先程浮かんでいた笑みを思い起こし、ゆかりはそっと溜息付いた。
「あ゛ー……、なーんか私だけ置いてかれてるような。…………空しい」
素っ気ない風を装いながら見事に人心を操っていた“彼”の薄い笑みに、風花の笑みはどこか似ていた……ような気がした。
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