突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。
未完結品多し。
ネタバレ満載警報発令中~。
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ここのムービー確認するために2週目始めようかと本気で悩んだ。
あまりにも違ってたら、後で訂正入れるかも~。
「そら、零時になるぞ」
真田が掲げる携帯のディスプレイに表示された、アナログ形式の時計が零時を刻む。
刹那。
携帯のディスプレイがふいに消え、行く手を阻む校門の向こうにそびえる……否、そびえていた物体は、異様な軋みを轟かせ蠢き始めた。
人間の理解を飛び越えた形状へと変貌を遂げながら、天頂に掛かる月へと手を伸ばす。
それはまさしく、悪夢の住処に相応しい影の塔。
「……オレらの学校、ドコ行っちゃったんだよ!?」
変貌を終えても尚微かに響く塔の囁きを掻き消すが如く、虚無の世界に伊織の叫びが木霊する。
……んだよ!?
…………だよ……。
………………ょ……――
タルタロスの理解不明な突起物の数々に反響しまくった木霊が、肌寒い四月の深夜にそれはもう寒々しく掠れて消えた。
遠い街灯りも消え、車の音はおろか虫の声さえ聞こえない、隠された時間――影時間。
タルタロスを見上げたままの伊織を包み込むのは、痛いほどの沈黙。
いや……イタイのは、沈黙だけじゃないような気がする。
沈黙と場の雰囲気に耐えきれず、皆へ振り向いた伊織を迎えたのは……。
自分へ向けられた四対の視線。
「え、あ~っとその……ナニ?」
驚愕に目を見開いたゆかり。
ゆかりほどではないが、虚を突かれた様子の真田。
感心した表情で腕組みしている美鶴。
そして……前髪に半ば埋もれた無表情のおかげで、内心が全く掴めない凍夜。
「ソーリィ、言葉を掛けるタイミングを失念してしまった。君がそこまで学園を想ってくれていたとはな……」
「……順平のことだから、学校無くなってラッキーとか言うかと思った」
「全くだ。学校と一緒に試験も消えて喜ぶかと思ったが」
「美鶴センパイ、論点ズレてるッス……。つーか、真田先輩もゆかりッチもナニゲにヒドくね?」
ガックリと肩を落とす伊織の横を抜け、“校門だった”奇妙な装飾の門を押し開き、凍夜は皆を振り返った。
「伊織はさ、昼の学食と体育に青春を賭けるタイプだから」
「「「あぁ」」」
「ソコ、納得しないっ! てかお前が一番酷ぇよ……てオイ待てよ無視かよ、放置プレイは勘弁してくれ~~っ!!」
凍夜を先頭にさっさとタルタロスへ歩いていく皆の背中に言い知れぬ敗北感を感じ、伊織はほんの少し欠けた月に向かって吠えた。
あまりにも違ってたら、後で訂正入れるかも~。
「そら、零時になるぞ」
真田が掲げる携帯のディスプレイに表示された、アナログ形式の時計が零時を刻む。
刹那。
携帯のディスプレイがふいに消え、行く手を阻む校門の向こうにそびえる……否、そびえていた物体は、異様な軋みを轟かせ蠢き始めた。
人間の理解を飛び越えた形状へと変貌を遂げながら、天頂に掛かる月へと手を伸ばす。
それはまさしく、悪夢の住処に相応しい影の塔。
「……オレらの学校、ドコ行っちゃったんだよ!?」
変貌を終えても尚微かに響く塔の囁きを掻き消すが如く、虚無の世界に伊織の叫びが木霊する。
……んだよ!?
…………だよ……。
………………ょ……――
タルタロスの理解不明な突起物の数々に反響しまくった木霊が、肌寒い四月の深夜にそれはもう寒々しく掠れて消えた。
遠い街灯りも消え、車の音はおろか虫の声さえ聞こえない、隠された時間――影時間。
タルタロスを見上げたままの伊織を包み込むのは、痛いほどの沈黙。
いや……イタイのは、沈黙だけじゃないような気がする。
沈黙と場の雰囲気に耐えきれず、皆へ振り向いた伊織を迎えたのは……。
自分へ向けられた四対の視線。
「え、あ~っとその……ナニ?」
驚愕に目を見開いたゆかり。
ゆかりほどではないが、虚を突かれた様子の真田。
感心した表情で腕組みしている美鶴。
そして……前髪に半ば埋もれた無表情のおかげで、内心が全く掴めない凍夜。
「ソーリィ、言葉を掛けるタイミングを失念してしまった。君がそこまで学園を想ってくれていたとはな……」
「……順平のことだから、学校無くなってラッキーとか言うかと思った」
「全くだ。学校と一緒に試験も消えて喜ぶかと思ったが」
「美鶴センパイ、論点ズレてるッス……。つーか、真田先輩もゆかりッチもナニゲにヒドくね?」
ガックリと肩を落とす伊織の横を抜け、“校門だった”奇妙な装飾の門を押し開き、凍夜は皆を振り返った。
「伊織はさ、昼の学食と体育に青春を賭けるタイプだから」
「「「あぁ」」」
「ソコ、納得しないっ! てかお前が一番酷ぇよ……てオイ待てよ無視かよ、放置プレイは勘弁してくれ~~っ!!」
凍夜を先頭にさっさとタルタロスへ歩いていく皆の背中に言い知れぬ敗北感を感じ、伊織はほんの少し欠けた月に向かって吠えた。
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かうんたー
凍夜君
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ブルー・クレセンティア様
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