突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。
未完結品多し。
ネタバレ満載警報発令中~。
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P3用に地名調べてたら書きたくなったネタ。
しかし、書いてるうちに何が何だか……(涙)
「まあ、ピアノなら経験あるけど」
「じゃあ、淳はキーボードで決まりな」
達哉が買い物から帰ってくると、先に待ち合わせ場所に戻っていた淳と栄吉がナニやら話し込んでいた。
やけに親しげに寄り添う(?)栄吉の様子に、達哉の瞳に険が宿る。
「たっちゃん、聞いてくれよ~。淳もバンド入ってくれるってさ」
「まだ承諾はしてないけど、達哉が一緒なら……」
既にメンバー構成を考え始めた栄吉の横で、淡く煙る黒曜石の瞳が上目遣いに達哉を映す。
見上げられた当人は、思わず性別を忘れそうな艶めかしさに、思わず唾を飲み込んだ。
「な、な? たっちゃんも一緒にやろーぜぇ」
「…………淳が一緒なら……」
「ナニ赤くなってるかな、タツヤ」
頬を朱に染め視線を逸らした達哉の背中に、漆黒の槍が突き刺さる。
嫉妬という名の槍を手にした金髪のヲトメは、淳の隣に歩み寄り足元に荷物を下ろして座り込んだ。
片側に栄吉。
もう片方にリサ。
これなら、絶対に達哉は淳の傍に座れない。
恋心を知るヲトメは、大変に強かなものなのである。
行き場の無くなった達哉は、所在なげにジッポの蓋を鳴らすばかり。
「メインボーカルは発案者であるところのオレとしてぇ、淳がキーボードだろ? たっちゃんは? 楽器何やる?」
場の空気が全く読めない栄吉は、一人話を進めている。
達哉はジッポを弄りつつ、少しばかり考えこんだ。
「……ドラム、なら出来る……か?」
「お、マジ!?」
喜び思わず立ち上がった栄吉の耳に、突然イカしたサウンドが滑り込んだ。
音の出所は……達哉。
いつものマイマイクを取り出した達哉は、企業秘密の技術で複雑なリズムを刻んでいる。
その、口で。
器用にシンバルまで鳴らしてみせた達哉は、やり遂げた漢の顔で淳へ微笑みかけた。
淳は隣で呪詛を吐き続けるリサには気付かない素振りで、しかし密かにポケットの中で大幣を握りしめている。
「……たっちゃん、せめて格好も出来ないか?」
「バンド系となると、ドラムのシャドウは無理だが……エアギターなら」
「えあぎたー?」
頭の上にはてなマークを浮かべる栄吉。
その背後から、新たな声が聞こえてきた。
声の主は、ピースダイナーの大袋を抱えた舞耶。
「エアギターって、派手なギターテクの振りだけやるヤツでしょ? 達哉君のテク、見てみたいぞぉ?」
「僕も……達哉のエアギター、見たいな」
かわいこちゃん(達哉フィルター込み)と、早速ダブルバーガーを取り出す舞耶におねだりされ、達哉は少し照れ気味にギターを抱える仕草をした。
一度目を瞑り、大きく息を吸い込んで――
「意識飛びそうなくらいカッコイイ……けど、演奏は声帯模写じゃなくていいんだよ、タツヤ……」
「達哉、素敵だ……」
「栄吉君もマグロバーガー食べる? DHAで頭良くなるぞぉ?」
「……エンリョシトキマス」
最終的に、バンドっぽくはないがかなり弾けるというフラメンコギターを手にした達哉を加え、ガスチェンバーは対悪魔交渉のインディーズバンドとして始動したという。
リサの広東語を入れたかったけど、漢字が見つからず。
フリーフォントも見つけられませんでしたorz
それにしても、カンペキに“淳しか見えない”モードに入ってるし。
・一応の解説
マイマイク:悪魔交渉のものまね用に持参している模様。
大幣:呪い状態解除アイテム。
ピースダイナー:お持ち帰り出来ないバーガー屋。舞耶姉はおやつ用に無理矢理テイクアウトした模様。しかも大量に。
マグロバーガー:勢いの捏造。でも寿司屋の息子に勧めるなよ……。
フラメンコギター:罰の方で兄弟揃って弾いていたので。
しかし、書いてるうちに何が何だか……(涙)
「まあ、ピアノなら経験あるけど」
「じゃあ、淳はキーボードで決まりな」
達哉が買い物から帰ってくると、先に待ち合わせ場所に戻っていた淳と栄吉がナニやら話し込んでいた。
やけに親しげに寄り添う(?)栄吉の様子に、達哉の瞳に険が宿る。
「たっちゃん、聞いてくれよ~。淳もバンド入ってくれるってさ」
「まだ承諾はしてないけど、達哉が一緒なら……」
既にメンバー構成を考え始めた栄吉の横で、淡く煙る黒曜石の瞳が上目遣いに達哉を映す。
見上げられた当人は、思わず性別を忘れそうな艶めかしさに、思わず唾を飲み込んだ。
「な、な? たっちゃんも一緒にやろーぜぇ」
「…………淳が一緒なら……」
「ナニ赤くなってるかな、タツヤ」
頬を朱に染め視線を逸らした達哉の背中に、漆黒の槍が突き刺さる。
嫉妬という名の槍を手にした金髪のヲトメは、淳の隣に歩み寄り足元に荷物を下ろして座り込んだ。
片側に栄吉。
もう片方にリサ。
これなら、絶対に達哉は淳の傍に座れない。
恋心を知るヲトメは、大変に強かなものなのである。
行き場の無くなった達哉は、所在なげにジッポの蓋を鳴らすばかり。
「メインボーカルは発案者であるところのオレとしてぇ、淳がキーボードだろ? たっちゃんは? 楽器何やる?」
場の空気が全く読めない栄吉は、一人話を進めている。
達哉はジッポを弄りつつ、少しばかり考えこんだ。
「……ドラム、なら出来る……か?」
「お、マジ!?」
喜び思わず立ち上がった栄吉の耳に、突然イカしたサウンドが滑り込んだ。
音の出所は……達哉。
いつものマイマイクを取り出した達哉は、企業秘密の技術で複雑なリズムを刻んでいる。
その、口で。
器用にシンバルまで鳴らしてみせた達哉は、やり遂げた漢の顔で淳へ微笑みかけた。
淳は隣で呪詛を吐き続けるリサには気付かない素振りで、しかし密かにポケットの中で大幣を握りしめている。
「……たっちゃん、せめて格好も出来ないか?」
「バンド系となると、ドラムのシャドウは無理だが……エアギターなら」
「えあぎたー?」
頭の上にはてなマークを浮かべる栄吉。
その背後から、新たな声が聞こえてきた。
声の主は、ピースダイナーの大袋を抱えた舞耶。
「エアギターって、派手なギターテクの振りだけやるヤツでしょ? 達哉君のテク、見てみたいぞぉ?」
「僕も……達哉のエアギター、見たいな」
かわいこちゃん(達哉フィルター込み)と、早速ダブルバーガーを取り出す舞耶におねだりされ、達哉は少し照れ気味にギターを抱える仕草をした。
一度目を瞑り、大きく息を吸い込んで――
「意識飛びそうなくらいカッコイイ……けど、演奏は声帯模写じゃなくていいんだよ、タツヤ……」
「達哉、素敵だ……」
「栄吉君もマグロバーガー食べる? DHAで頭良くなるぞぉ?」
「……エンリョシトキマス」
最終的に、バンドっぽくはないがかなり弾けるというフラメンコギターを手にした達哉を加え、ガスチェンバーは対悪魔交渉のインディーズバンドとして始動したという。
リサの広東語を入れたかったけど、漢字が見つからず。
フリーフォントも見つけられませんでしたorz
それにしても、カンペキに“淳しか見えない”モードに入ってるし。
・一応の解説
マイマイク:悪魔交渉のものまね用に持参している模様。
大幣:呪い状態解除アイテム。
ピースダイナー:お持ち帰り出来ないバーガー屋。舞耶姉はおやつ用に無理矢理テイクアウトした模様。しかも大量に。
マグロバーガー:勢いの捏造。でも寿司屋の息子に勧めるなよ……。
フラメンコギター:罰の方で兄弟揃って弾いていたので。
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