突発やプレイ日記を書き逃げする雑記帳。
未完結品多し。
ネタバレ満載警報発令中~。
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この辺から性格アッシュ版の本領発揮か?
ヤツは大変ごーいんぐまいうぇいです。
夜の渓谷を抜けたところで出くわした男は辻馬車の御者だと名乗った。
首都まで行くという馬車に乗せてもらおうと考えたティアだったが、
「首都までとなると、一人12000ガルドだよ」
との言葉に、難しい顔で考え込んだ。
「高い……」
「高いのか? 屋敷に帰ればどうということのない額だが」
「そりゃだめだ。前払いじゃないと」
ルークの案も一蹴され、しばし。ティアは悩んだ末に首に掛けていたペンダントを外すと御者に渡した。
「これを……」
「ほう、こりゃたいした宝石じゃないか。それじゃあ乗ってきな」
そのやりとりを見ていたルークは御者が背を向けたところで声を上げた。
「待て」
どうしたのかと振り返る御者は無視して、ルークはティアに向き直った。
「あれは大事なものなんじゃないのか?」
「え……。あ、あなたには関係ないわ」
動揺して目を逸らすティアを凝視ししばし、ルークは御者へ歩み寄ると手を差し出した。
「馬車に乗るのは止めだ。今のものを返せ。俺達は歩いて首都へ行く」
「え? ちょっとルークっ」
「黙れ! 師匠を襲うような女の世話になどなってたまるか!! おい、男。首都はどっちの方角だ?」
「ああ、道なりに進んで行けば街道の終点が首都だが……。まだローテルロー橋も越えちゃいないし、かなりの距離だよ?」
ペンダントを返すのがもったいないのか、上目遣いに様子を窺う御者の手から強引にペンダントを奪い返すと、ルークは御者にはさっさと背を向けティアにそれを放り返してしまった。
「ローテルロー橋か。たしか、近場の街までもかなり距離があるな。……おい、何をぼんやりしてやがる。さっさと行くぞ!」
「え? ちょ、ちょっと待ってルーク。夜の街道は危険よ、ルークったら!」
言葉通りにさっさと歩き出してしまったルークを追いかけて、ティアも慌てて小走りに後を追った。
「なんだったんだ、一体……」
暗い森に残された御者は、台風のような展開に呆然と一人佇むばかりだった。
ヤツは大変ごーいんぐまいうぇいです。
夜の渓谷を抜けたところで出くわした男は辻馬車の御者だと名乗った。
首都まで行くという馬車に乗せてもらおうと考えたティアだったが、
「首都までとなると、一人12000ガルドだよ」
との言葉に、難しい顔で考え込んだ。
「高い……」
「高いのか? 屋敷に帰ればどうということのない額だが」
「そりゃだめだ。前払いじゃないと」
ルークの案も一蹴され、しばし。ティアは悩んだ末に首に掛けていたペンダントを外すと御者に渡した。
「これを……」
「ほう、こりゃたいした宝石じゃないか。それじゃあ乗ってきな」
そのやりとりを見ていたルークは御者が背を向けたところで声を上げた。
「待て」
どうしたのかと振り返る御者は無視して、ルークはティアに向き直った。
「あれは大事なものなんじゃないのか?」
「え……。あ、あなたには関係ないわ」
動揺して目を逸らすティアを凝視ししばし、ルークは御者へ歩み寄ると手を差し出した。
「馬車に乗るのは止めだ。今のものを返せ。俺達は歩いて首都へ行く」
「え? ちょっとルークっ」
「黙れ! 師匠を襲うような女の世話になどなってたまるか!! おい、男。首都はどっちの方角だ?」
「ああ、道なりに進んで行けば街道の終点が首都だが……。まだローテルロー橋も越えちゃいないし、かなりの距離だよ?」
ペンダントを返すのがもったいないのか、上目遣いに様子を窺う御者の手から強引にペンダントを奪い返すと、ルークは御者にはさっさと背を向けティアにそれを放り返してしまった。
「ローテルロー橋か。たしか、近場の街までもかなり距離があるな。……おい、何をぼんやりしてやがる。さっさと行くぞ!」
「え? ちょ、ちょっと待ってルーク。夜の街道は危険よ、ルークったら!」
言葉通りにさっさと歩き出してしまったルークを追いかけて、ティアも慌てて小走りに後を追った。
「なんだったんだ、一体……」
暗い森に残された御者は、台風のような展開に呆然と一人佇むばかりだった。
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